おかげさまで2017年2月1日、ユニバーサルナレッジは6周年を迎えました。
早いものでもう6年も経つのですね。小学校なら卒業です。私はユニナレを設立する前に4社ほど経験しましたが、ユニナレが最長の経歴になってしまったことに自分でも驚いています。
この一年を振り返ってみると、昨年は新規のお客様を取らないと言いましたが、やはり若干お客様は増えました。ありがたいお話です。そのため、昨年かかげた「技術の深堀り」というテーマは中途半端に終わりました。このテーマは後ほど触れたいと思います。
この機会に改めて「ユニナレをどういう会社にしたいのか」いま考えていることを記しておきたいと思います。
情緒的な面を重視した経営
創業当初から考えていたことに「情緒を重視する」方針があります。
例えば、
- 「時間、場所、お金に左右されない」
- 「信頼できる仲間と働く」
- 「好きな仕事だけをする」
などです。情緒を重視するというのは大企業での経験の反動ですが、これまでやってきて非常に良かったと思います。とにかくストレスがない。ストレスがたまならいのではなくて、ストレスが「ない」のです。
上に書いた方針と反対のことが多くの企業で見られるのではないでしょうか。
- 時間、場所に縛られた勤務形態
- 売上のために働く
- 信頼できない上司と働く
- 好きでもない仕事をやらなくてはならない
ようは「なんのために働いているのか?」ですよね。突き詰めて考えると、非常にシンプルです。私たちははみんな「しあわせになるため」に働いています。
「しあわせ」というのは非常に情緒的な感情です。それを一番に持ってくることは、創業当時も今も私にとって一番プライオリティの高い項目です。
「しあわせ」に感じないことはやらないようにすれば良いのです。
技術の深堀り
昨年のテーマは「技術の深堀り」でしたが、まだまだ出来ていません。これは今年も重要テーマとして推し進めていきます。私はユニナレを「データを分析して検索に応用する会社」だと考えています。
つまり、
- 実験
- 観察
- 応用
を繰り返し繰り返し行うのです。
そのために必要な仕組みやツールはことごとく揃えていきたいと思っていますが、まだまだ足りないです。
例えば、「実験」とは「バケットテスト」のことです。様々なバケットテストの案がありますが、とても十分にやっているとは言えません。もっとたくさんのテストを容易に実施できる仕組みが必要です。私はECは非常に面白い「実験の場」だと思っています。「こういうテストをしたらお客様はどのように行動するだろう」と考えるだけでワクワクします。理科の実験が好きだった人はこの仕事に適していると思います。
また「観察」は「ログツール」のことです。現在提供しているログツールは、最初にP1を作った時のままです。見たい項目はどんどん増えてきましたが、全て見られるようになっていません。集計もアドホックに対応しているケースが増えてきました。きちんと汎用的なログツールとして提供したいと考えています。
「応用」とは「アルゴリズムの改善」です。ここは進歩が著しいところです。パーソナライズやレコメンドの統合、機械学習、マッチングロジックなど、どこまでも深いテーマがたくさんあります。中でも一番興味があるのは、データの横断的な利用です。
使えるデータが多いほど検索の品質は上がります。ところが1社ではアマゾン並みに大きいECサイトはありません。そこで、各社のデータを横断的に利用して検索の品質を上げる試みに重点を置いていきたいと考えています。
いつも言っていますが、常に「打倒!Amazon」を考えながら、検索を作っています。
仲間を増やしたい
最後に「採用」についてです。この一年、社員数に変化がありませんでした。年に一人は採用したいと考えているので、その意味ではちょっと寂しい年でした。
今年は仲間を増やしたいと思います。
「情緒を優先し、技術を深堀りする」というエンジニアには最高の環境を実現しています。
情報検索、自然言語処理、形態素解析、機械学習、統計学、大規模データ処理、レコメンド、パーソナライズなどに興味がある人には最適の職場になると思います。研究所と違って、実際のデータを大量に持っています。これらのデータには生身の人間の購買行動が大量に含まれています。自分たちが考えたアルゴリズムで、ユーザーにとって使いやすい検索サービスを提供し、結果としてECサイトの売上も上がったら最高ですよね。
興味のある方は是非お知らせください。[お問合せ]
今年も1年楽しんでやっていきたいと思いますー。
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