最近「ユニバーサルナレッジ」というクエリーでこのブログに来る方が多いのでご説明しておきます。
ユニバーサルナレッジは私が代表を務める会社です。ECサイト向けのサイト内検索エンジン、商品検索エンジン、サジェストエンジンの提供を行っています。
会社のホームページがありますので詳しくはそちらをご覧下さい。
最近「ユニバーサルナレッジ」というクエリーでこのブログに来る方が多いのでご説明しておきます。
ユニバーサルナレッジは私が代表を務める会社です。ECサイト向けのサイト内検索エンジン、商品検索エンジン、サジェストエンジンの提供を行っています。
会社のホームページがありますので詳しくはそちらをご覧下さい。
投稿情報: 井上 俊一 (Toshikazu Inoue) | 2011/10/26 15:04 | 個別ページ | コメント (0)
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おかげさまで2017年2月1日、ユニバーサルナレッジは6周年を迎えました。
早いものでもう6年も経つのですね。小学校なら卒業です。私はユニナレを設立する前に4社ほど経験しましたが、ユニナレが最長の経歴になってしまったことに自分でも驚いています。
この一年を振り返ってみると、昨年は新規のお客様を取らないと言いましたが、やはり若干お客様は増えました。ありがたいお話です。そのため、昨年かかげた「技術の深堀り」というテーマは中途半端に終わりました。このテーマは後ほど触れたいと思います。
この機会に改めて「ユニナレをどういう会社にしたいのか」いま考えていることを記しておきたいと思います。
創業当初から考えていたことに「情緒を重視する」方針があります。
例えば、
などです。情緒を重視するというのは大企業での経験の反動ですが、これまでやってきて非常に良かったと思います。とにかくストレスがない。ストレスがたまならいのではなくて、ストレスが「ない」のです。
上に書いた方針と反対のことが多くの企業で見られるのではないでしょうか。
ようは「なんのために働いているのか?」ですよね。突き詰めて考えると、非常にシンプルです。私たちははみんな「しあわせになるため」に働いています。
「しあわせ」というのは非常に情緒的な感情です。それを一番に持ってくることは、創業当時も今も私にとって一番プライオリティの高い項目です。
「しあわせ」に感じないことはやらないようにすれば良いのです。
昨年のテーマは「技術の深堀り」でしたが、まだまだ出来ていません。これは今年も重要テーマとして推し進めていきます。私はユニナレを「データを分析して検索に応用する会社」だと考えています。
つまり、
を繰り返し繰り返し行うのです。
そのために必要な仕組みやツールはことごとく揃えていきたいと思っていますが、まだまだ足りないです。
例えば、「実験」とは「バケットテスト」のことです。様々なバケットテストの案がありますが、とても十分にやっているとは言えません。もっとたくさんのテストを容易に実施できる仕組みが必要です。私はECは非常に面白い「実験の場」だと思っています。「こういうテストをしたらお客様はどのように行動するだろう」と考えるだけでワクワクします。理科の実験が好きだった人はこの仕事に適していると思います。
また「観察」は「ログツール」のことです。現在提供しているログツールは、最初にP1を作った時のままです。見たい項目はどんどん増えてきましたが、全て見られるようになっていません。集計もアドホックに対応しているケースが増えてきました。きちんと汎用的なログツールとして提供したいと考えています。
「応用」とは「アルゴリズムの改善」です。ここは進歩が著しいところです。パーソナライズやレコメンドの統合、機械学習、マッチングロジックなど、どこまでも深いテーマがたくさんあります。中でも一番興味があるのは、データの横断的な利用です。
使えるデータが多いほど検索の品質は上がります。ところが1社ではアマゾン並みに大きいECサイトはありません。そこで、各社のデータを横断的に利用して検索の品質を上げる試みに重点を置いていきたいと考えています。
いつも言っていますが、常に「打倒!Amazon」を考えながら、検索を作っています。
最後に「採用」についてです。この一年、社員数に変化がありませんでした。年に一人は採用したいと考えているので、その意味ではちょっと寂しい年でした。
今年は仲間を増やしたいと思います。
「情緒を優先し、技術を深堀りする」というエンジニアには最高の環境を実現しています。
情報検索、自然言語処理、形態素解析、機械学習、統計学、大規模データ処理、レコメンド、パーソナライズなどに興味がある人には最適の職場になると思います。研究所と違って、実際のデータを大量に持っています。これらのデータには生身の人間の購買行動が大量に含まれています。自分たちが考えたアルゴリズムで、ユーザーにとって使いやすい検索サービスを提供し、結果としてECサイトの売上も上がったら最高ですよね。
興味のある方は是非お知らせください。[お問合せ]
今年も1年楽しんでやっていきたいと思いますー。
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投稿情報: 井上 俊一 (Toshikazu Inoue) | 2017/02/01 11:20 | 個別ページ | コメント (0)
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昔からやりたかったことの一つに面白い人、卓越した実績をあげている人と対談をして記事にするということがあります。
この長年の夢だった「対談」をユニナレのホームページ上ではじめたいと思います。
いちおう、私のなかにざっくりとした聞きたいテーマというものがあります。読者の皆様も何もテーマがないと集まりずらいだろうと思って以下のような話題を中心に話を聞いて行きたいと思っています。
先日、第一回目のゲストをお迎えしてお話を伺いました。この方です。
背中しかわからないって?
そう、まだ出来てないんです。
現在、コピーライターの広瀬さとしさんが原稿をまとめているところです。
写真もプロの方にお願いして、クオリティの高い対談記事をお届けしようと思っています。
おたのしみに!
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投稿情報: 井上 俊一 (Toshikazu Inoue) | 2016/06/02 18:23 | 個別ページ | コメント (0)
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2016年2月1日、ユニバーサルナレッジは5周年を迎えました。
おかげさまでこの5年間、着実に成長しており、月間3,400万人以上のお客様がクライアント企業様を通じてユニナレの検索サービスに触れています。ここまで支えて頂いたお客様にこの場を借りてお礼申し上げます。
ユニナレの特徴として、クライアント企業様の規模が大きいことが挙げられます。ヨドバシカメラ様、千趣会様、DeNA様、GDO様などECのメジャープレイヤーにご利用頂いております。これはユニナレのサービスがデータを活用していることと関係があります。データを徹底的に活用することによって、検索結果を見たお客様のコンバージョンレート、売上を上げることができるのです。
逆に言いますとデータを持たない企業ではできることが限られてきます。鶏が先か卵か先かの議論になりますが、データを持つ企業はますます強くなり、データを持たない企業は衰退していきます。これは避けられない事実です。
今後も大量のデータを持つ大規模なECサイトのために最適なサービスを提供していくつもりです。
さて、これまでの5年間の経緯と私のやりたいことを総合して、今年はこれまでとは少し違う年にしてみようと考えています。
企業として存続していくためには売上を上げなければなりません。これまでの5年間は、少しずつですが新しいお客様を取り続けてきました。新しいお客様のための開発を優先すると、技術の深掘りよりは同じ技術を横展開するということになります。その陰で、本当は深掘りしたら面白い技術的なネタを横へ置いてきたという思いがあります。
今年はそのような技術的なネタを徹底的に深掘りしていこうと考えています。なんのためにそうするかと言うと、もちろんクライアント企業様の業績を上げるためです。テクノロジーによってECサイトに貢献するという大前提は揺るぎません。
データを活用することによってまだまだできることがたくさんあります。その中の一つでも二つでも今年サービスに結びつけて行こうと思います。ベースとなるクライアント様がいて、たくさんのデータがある状態が出来ました。これをどう活用していくかは我々次第です。恵まれた環境に感謝しつつ、今年も楽しく仕事していこうと思います。
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投稿情報: 井上 俊一 (Toshikazu Inoue) | 2016/02/01 17:46 | 個別ページ | コメント (0)
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6月1日からユニナレに新しく八木勝海さんが加わりました!
八木さんは2006年から2015年までヤフーで検索エンジニアとして活躍していました。主にニュース検索、ブログ検索、リアルタイム検索などの開発に携わっていました。既存メンバーと同じように「検索のプロ」です。
ユニナレの価値観に共鳴してくれる仲間がまた一人増えたことをとても嬉しく思っています。
おかげさまで、特に営業活動はしていないにもかかわらず、紹介ベースだけで順調にお客様が増えています。このタイミングで新しい社員が入ってくるということは、過去4年の創業期とは違う成長期に突入したような気がしてなりません。
新しい人が入ることによって、ユニナレのテクノロジーと価値観が広がるとともに、できるコトの範囲が広がる気がします。
今後の八木さんの活躍に私自身も非常に期待しています。
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投稿情報: 井上 俊一 (Toshikazu Inoue) | 2015/06/18 16:45 | 個別ページ | コメント (0)
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2011年2月1日に創業したユニバーサルナレッジは今年の2月1日で満4歳になりました。
4歳と言えばそろそろ幼稚園に入る年齢ですね。もはや創業期とは言えないかも知れません:)
皆様のおかげでこれまで「比較的」順調に創業期を過ごすことが出来ました。これまで関わって頂いたお客様、パートナー様に心よりお礼申し上げます。それから少ないながらも家族のように濃い関係を築いてきた社員にもお礼を言いたいと思います。
ユニナレはECサイト向けに商品検索エンジンを提供しています。現在、ユニナレの商品検索エンジン、サジェストエンジンが導入されているECサイトの月間訪問ユーザーを合計すると2,100万人以上になります。月間のAPIリクエスト数は約6億です。
創業当初は日銭を稼がないといけないのでコンサルをやりつつプロダクトの開発をしていました。今では売上のほぼ全てがプロダクトから上がっています。
創業期も今も、ECサイトにおけるお客様の検索体験を改善したいというのが、我々の最大のモティベーションです。
まだまだ実現できていない機能やランキングアルゴリズムの改善など検索には終わりがありません。
私は1998年から検索エンジンの開発に携わっていますが、未だに「これでいいや」と思ったことがありません。常に「もっと使いやすい検索にできるんじゃないか」と思っています。
多くのスタートアップが創業期に苦労する中で我々の何が良かったのかと言えば、「EC検索に特化した」ことだと言えるのではないでしょうか。マーケットにはニーズがあり、一方で商品検索には良いプロバイダーがいませんでした。ラッキーにも我々の得意なことと、マーケットのニーズが一致するところで商売が成り立っている、これに尽きるんだと思います。そしてECというマーケット自体が大きくなっているこのタイミングで創業できたことが非常にラッキーでした。
また我々はほとんど営業活動をしませんが、それでも十分なお客様に恵まれているのは、これまで私たちが培ってきた「クレジット(信頼)」があるからだと思います。仕事の依頼はほとんどがコネクションです。私は1998年から、他のメンバーもみな10年以上検索の開発を行っています。会社はまだ4年と短いですが、全社員の全経験がお客様の信頼の源になっています。
計画を立てないということは私の経営方針のひとつですので、今年何が起きるのか分かりませんが、これまで通り「検索体験の向上」に邁進して行きたいと思います。
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投稿情報: 井上 俊一 (Toshikazu Inoue) | 2015/02/03 18:36 | 個別ページ | コメント (0)
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ITそのものはどんどんコモディティー化していてあらゆるものがパーツとして揃ってきています。サーバーにしても専用サーバー、VPS、クラウドなど安価な選択肢が色々とありますし、ソフトウェアにしても様々なライブラリがオープンソースで提供されています。
昔、梅田望夫さんが「早い技術」と「深い技術」という話をしていましたが、私が興味を持っているのはまさに「深い技術」です。様々なテクノロジーがオープンソースで利用出来る現在では、それらを組み合わせて使うだけではオリジナルのプロダクトは出来ません。誰かにすぐに真似をされてしまいます。
どこかに自分たち独自の技術が必要です。ユニナレの場合には「ランキングアルゴリズム」ですが、ここを考えるのが一番面白いです。どうすればお客様にとって良い検索結果になるのか?どうすれば検索結果を通じてECサイトの売上が上がるのか?そういうことを考えるには、ものごとの本質を理解する力が必要です。数学的な理解力や洞察力も必要です。
私はユニナレをそういう「本質を極める」人たちが働く場にしたいと思っています。
一方で、コモディティー化しているITテクノロジーも駆使する必要があります。我々は検索サービスを提供していますが、検索エンジンのプラットフォームはオープンソースのSolrを利用しています。検索エンジンのプラットフォームは既に存在しているため、それ自身を開発するのは時間の無駄です。単に利用すれば良いと思います。またこれから時代と共にプラットフォームは進化して行くでしょうから、その時代で最先端のプラットフォームを利用して行けば良いと思います。
ただし、自分たちのやりたいことが全てSolrで出来るかと言うとそうではありません。やはり何らかの制約があります。その場合には中身に手を加えます。ここで「表面的にプラットフォームを利用している人」と「中身がよく分かって利用している人」の差が出て来ます。私たちの場合には、検索プラットフォームを作ろうと思えば作れますが、出来たとしてもそれ自体で価値を生むのは難しいからオープンソースを利用しているのです。ですから、何らかの制約があれば中身に手を加えて自分たちのやりたいことが出来るように開発するのです。
繰り返しますが現代では全てをスクラッチから開発するのは時間の無駄です。既存のテクノロジーとオリジナルのテクノロジーの融合が新しいサービスを生み出すと思っています。これが2重にも3重にも折り重なると、はたから見て「一体どうやって実現しているのだろう?」という驚きのサービスになります。
シンプルでも本質的に重要なアイデアというものが存在します。私たちはそのようなアイデアを組み合わせてECサイト向けの検索を開発しています。
本質的なことを大切にすることと、サイエンスを軸にサービスを作ることは今後も変わらない価値観として貫きたいと思います。
なぜ会社を経営しているかを突き詰めて考えて行くと、お客様、パートナー、社員、自分といったあらゆる関係者が「幸せ」になるためだと思っています。会社を動かして行く上で「これは幸せじゃないなぁ」と感じることがあったらそれらは排除していきます。そうすると自分たちのやりたいことにフォーカス出来ます。
大企業時代に感じた「意味のない間接業務」も排除出来ます。「目標評価制度」も要りません。通勤もなくしました。「予算」も「計画」もありません。「残業」や「有給」と言った概念もありません。
自分たちに必要なことだけを突き詰めてやっていく、そういう会社でありたいと思っています。
どんな会社でも利益を出すことは非常に重要だと思います。利益が出ないと会社が存続出来ませんから。そして利益が出たら、その一部を常に社員に還元しようと思っています。
上場企業ではどんなに利益が出てもそれらが社員に還元されることはありません。上場企業には多くの株主がおり、「利益は株主のもの」であると考えられています。株主にとっては社員への報酬は「コスト」です。「コスト」を上げるには株主からかなりの抵抗があるということは容易に想像出来ると思います。これが株式会社の基本的な考え方です。
ですが、私たちのような小さな会社では、利益をどう使おうが誰にも何も言われません。大企業では取り替えがきくように社員を配置しますが、私たちには取り替えがきく社員はいません。ですのでその分しっかりと社員に還元していくのは当然だと思います。目標は平均年収2,000万円です。まだそこまでとても行きませんが、ゆくゆくはそういう会社になりたいと思います。
いまのところユニナレにはないものがたくさんあります。サービスも完全ではありません。やりたくても出来ていなことがたくさんあります。ビジネスモデルも「サービスを提供して月額利用料を頂く」という一つのモデルしかありません。
今ユニナレに就職するということは、決められた業務や与えられた業務だけをこなすということではありません。実現出来ていなことをどうやったら実現出来るのかを一緒に考える立場になります。決められた業務をうまくこなせる人よりも、何でも実践してみる行動力のある人を求めています。
そういう意味では、一般の転職のように「条件を比較して決める」という考え方の人は向かないと思います。
社員ではなくてパートナーからスタートするのでも良いです。既に会社を辞めてしまって「プラプラしている」人は理想的です。そういう人には「ちょっと手伝ってよ」と言う感じで実際に少し開発をしてもらって、お互いにフィーリングが合えばそのまま就職してもらうというのが私の考える理想の採用方法です。
3回に渡ってユニナレの方向性や考え方を書きましたがいかがでしたか?私たちは検索を作る会社ですので、ベースのところで「検索を良くしたい」という気持ちが必要だと思います。「良い検索を提供する」「検索をビジネスにする」という部分で共感出来ることが重要です。また、長い時間一緒に働くので、人として信頼関係が築けるかどうかもとっても重要です。
これを読んでいるどなたかと将来一緒に働ける日を楽しみにしています。
(おわり)
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投稿情報: 井上 俊一 (Toshikazu Inoue) | 2014/12/18 17:48 | 個別ページ | コメント (0)
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多くの人が「検索=テクノロジー」だと思っていますが、実は良い検索はテクノロジーだけでは成り立ちません。ちょっと専門的になりますが、いくつか例を挙げます。
(1)相関性評価
新しいアルゴリズムを開発した後は、今までの検索結果と比較してどれくらい良くなったのかを評価します。これを「相関性評価」と言いますが、相関性評価をすることによって「数字」で改善の度合いを示すことが出来ます。
相関性評価は、クエリーと検索結果のペアに点数をつけることによって行います。ランダムに選んだ100〜500くらいのクエリーに対して、検索結果を上位から5〜10件見て行き、それぞれの結果に点数をつけるのです。
点数をつける人たちの間で基準がぶれないようにきちんとトレーニングを受けていないと正確な判定が出来ません。
全てのクエリーに対して点数を集計すると、アルゴリズムの前後で点数がどれくらい変化したのかを知ることが出来ます。ユニナレでは大きな改善を行う時には必ず相関性評価を行って、検索結果が良くなっていることを確認しています。
(2)ゼロマッチ対策
次にゼロマッチ対策があります。クエリーログを見ることによって、ヒット件数がゼロ件のクエリーを見つけることが出来ます。これを「ゼロマッチ」と呼びますが、ECサイトではゼロマッチ率が高いことは大きな機会損失です。ゼロマッチとなったクエリーを見て行くと、様々なことが分かります。
(1)同義語の登録
(2)形態素解析辞書の登録
(3)マッチングのアルゴリズムの改善
(4)商品登録方法の改善
(5)カテゴリ構造の改善
(6)取扱商品の拡充
これらを分類し、対策を行うにはやはり人手の管理・運用が必須です。
(3)バケットテスト
ユニナレでは「バケットテスト」と呼んでいる改善のプロセスがあります。「ABテスト」はご存知の方が多いと思いますが、バケットテストではA、Bだけでなく3つ以上のテストを同時に進めることが出来るのです。
例えば、5%のユーザーにアルゴリズムXの検索結果を、別の5%のユーザーにアルゴリズムYの検索結果を、さらに別の5%のユーザーにアルゴリズムZの検索結果を見せて、どのアルゴリズムのパフォーマンスが一番良いのかを計測します。
「5%のユーザー」のようにユーザーをたくさんの小さなバケツに入れて行くイメージから「バケットテスト」と呼ばれています。パフォーマンスの指標には色々とあると思いますが、ECサイトですからやはりコンバージョンや売上を重視します。
バケットテストの結果は統計的に解析を行って、それぞれのバケットが現状のアルゴリズムに対して統計的な有意差があるのかどうかを判定します。
先ほど「相関性評価」の話をしましたが、相関性評価はユニナレ社員による評価結果ですから売上がどうなるかまでは判断出来ません。相関性評価で良いと思ったアルゴリズムでもバケットテストをしてみないと、売上に対してポジティブな改善なのかどうか分かりません。そこで大きなアルゴリズムの改善をする場合には必ずバケットテストを行って、実際のお客様がどのように反応するのかを確かめるのです。
面白いことに、バケットテストではこちらの想定が外れることが多々あります。バケットテストの結果を見て初めてお客様の行動が理解できるケースが多いのです。
実際のお客様がどうように反応するのかを知っておくことは次のアルゴリズムの改善の土台として役に立ちます。このような経験の蓄積がユニナレをユニークな存在にしているのです。
以上挙げたような点は非常に大事な改善・運用のポイントなのですが、ECサイト向けのパッケージソフトウェアに付属しているような検索では、全く考慮されていないため検索結果がいつまで経っても良くなりません。
私は運用を「アート」と呼んでいます。「アート」は簡単に真似出来ません。検索とは「テクノロジー+アート」があって初めて成り立つサービスであって、ソリューションを導入して終わりという性格のサービスではないのです。
大手のウェブサイト運営会社では、おそらくほとんどの会社で「開発」と「運用」の分離の話について議論したことがあるのではないでしょうか?つまり開発する人は開発だけを行い、運用する人は運用だけを行うというものです。セキュリティ的な観点から望ましいというメリットもありますし、24時間安定的にサービスを提供するにはそれなりの運用体制を組まなければいけないということもあると思います。
また大企業では「その人がいなくなってもサービスが提供出来る」ことをメインに考えます。みんな休暇も取りますし退職してしまう人も出て来るので当然のことです。
しかしユニナレでは全く別の考え方をしています。
つまり「属人性」を尊重しているのです。
「このサービスは君がいなくなったら提供できないから、何が何でもやってくれ」
と言われた方が、
「このサービスを君がやめても提供出来るように、しっかりとドキュメント化して引継ぎをしておいてくれ」
と言われるよりやる気が出るだろうと思っています。
もしサービスで障害が行ったとしても、中身を良く知っている開発者自身が運用を行っている訳ですから、原因の特定や応急措置もやりやすくなります。自分で開発したサービスの安定性が自分自身の運用時間に跳ね返ってくるので「いやいや引き継いで開発者を呪う」というようなこともありません:)
開発と運用を切り離さないことでドキュメントの更新作業などの間接業務を削減出来るというメリットも大きいです。
もちろん、大企業と同じやり方をするほど豊富に人材がいないという側面があることも事実です。しかし社内で自分しか出来ない業務を持っているという緊張感はかならずやりがいにつながると思っています。
ユニナレでは「リモートワーク」がメインです。現在でも、全社員がオフィスに出社するのは週に1日、木曜日の午後だけです(!)。出社や通勤という制約がなくなると自分の時間を自由に組み立てられるようになります。
私は昔からみんなと同じ時間に出勤し体力や気力を消耗することに疑問を持っていました。会社員時代にも出来るだけ通勤に煩わされないように自転車で通える範囲に住むようにしていました。
「通勤」という行為が、その人の「しあわせ」につながると思ったことはありません。人生のある時点から、「しあわせ」につながることだけにフォーカスしようと思って、会社を作ったら通勤をなくそうと考えていました。
自分のやりたいことと仕事を分けることなく、人生の中に混ぜてしまえば良いと思います。どちらも自分の人生ですからやりたいように出来た方が良いに決まっています。
今年の夏、ユニナレの社員のKは「自転車で日本一周の旅」に出かけました。3ヶ月かかりましたが、その間も彼はリモートから働いていました。彼の担当してるサービスもたくさんありますし、彼しか知らないこともたくさんあります。
でもリモートワークですから自宅にいるのか、旅先にいるのかはあまり関係ありません。定例のミーティングにはウェブ会議を使って参加していました。
3ヶ月間会えないので、確かに週一で会っているよりも伝えるのが難しいこともありましたが、こういうことが出来るのもユニナレの特殊な環境のなせる技ではないかと思います。
(つづく)
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投稿情報: 井上 俊一 (Toshikazu Inoue) | 2014/12/04 20:24 | 個別ページ | コメント (0)
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おかげさまでユニナレのお客様も順調に増え、仕事のボリュームは増加の一途をたどっています。現在の人数ではこれ以上開発出来ないと思うので、改めてエンジニアを募集しようと思います。ちなみにエンジニア以外の企画、営業、経理、法務などは私と前川と外部の専門家でうまく回っています。やはり肝心の開発が追いつかないような状況です。
もともとビジネスをスケールさせるにはポイントがあります。核となるサービスや製品を開発し一定の機能・品質に達した段階でフィックスします。そしてそのようなサービスや製品を出来るだけたくさんのお客様にマーケティングし営業します。鍵となるのはマニュアル化です。マニュアル化出来ないと、大規模に売るのは難しいです。
私も創業当時はそのような方向を目指していました。早くサービスをマニュアル化して出来るだけ多くのお客様に売りたいと考えていました。そのため「汎用化」「マニュアル化」を口を酸っぱくして言っていたのですが、いつまでたっても望んでいる状況にはなりませんでした。
サービスを開発していると、常に「もっとこうした方がよい」という改善案が出て来ますし、お客様からも様々な要望が上がって来ます。一方でたくさんのお客様が使うためには「ツールの整備」や「マニュアルの整備」などのタスクをこなさないといけません。限られた人数で二兎を追うことはできないので、「規模を追う」には同時に「改善はしない」という選択をすることになります。これが非常に気持ち悪いのです。
サービスがもっと良くなる方法があるのに、それをやらずに規模を追うための業務をする。これは一体何のためでしょうか?そう「売上」のためです。じゃあなぜ売上を上げる必要があるのでしょうか?それは株主・社員に還元するため、環境を整えるため、必要な投資を行うためなどが考えられます。
創業当時は食べて行くために売上が必要でしたが、社員にもある程度還元し、環境も整って来たという現在の状況では何のために規模を追うのでしょうか?
もちろん私だってやっぱり売上を上げたいです。でもその方法は色々です。
(売上)=(お客様の数)x(単価)x(頻度)
と表すことが出来ますが、(お客様の数)を増やさなくても、(単価)を上げたり(頻度)を上げることで売上を上げることが出来ます。私が考えている売上の上げ方はこのように主に(単価)や(頻度)を上げることをメインにしています。現在、月額100万円でサービスをご利用頂いているお客様に、サービスの内容を大幅に改善して月額200万で提供する方法はないか?あるいは、もうひとつ新しいサービスを提供して月額100万円+100万円=200万円にする方法はないか?いつもそのように考えています。
そうすれば、さらにサービスが良くなって売上も上がるという好循環になるのだと思います。サービスが良くなるというのは、実はお客様だけでなく社員の満足度とやる気につながるのです。
ちょっと不満の残るサービスを1万円で1000人に売るのと、スゴく頑張って開発した自信のあるサービスを1000万円で1人に売るのとでは、同じ売上でも後者の方がお客様および社員の満足度が高いと思います。
小企業の場合には、特に(単価)を上げる、(頻度)を上げるという方向性の方が重要になって来ると思います。
ポイントは「やりたいことをやって売上を上げる」ことです。「売上を上げるためにはやりたくないことでもやるのが仕事というものだ」という状況には絶対にしたくありません。
小さい会社の目指す方向性として、「やりたいことをやって売上を上げる」ということが重要だという話をしましたが、それでもやはり社会に対して何らかのインパクトを与えたいと思っています。「自分たちの存在価値が世間から見ても分かる」ような状況にしたいです。
ユニナレの場合には、ECサイトに検索エンジンを提供するのが仕事ですが、この場合、ECサイトの先には実際に検索を利用するたくさんのお客様がいます。お客様という言葉に複数の意味があって紛らわしいので「エンドユーザー」と呼びます。
ユニナレのお客様であるECサイトは少ないけれども、ECサイトの先にいて実際に検索を利用しているエンドユーザーは出来るだけ多い方が良いのです。
現在ユニナレのサービスを利用している会社の月間UUを単純合計すると2,152万UUになります(2014年9月度)。アマゾンの月間UUを4,800万とすると(http://services.amazon.co.jp/services/sell-on-amazon/merit.html)、ユニナレはアマゾンの45%の規模になります。これは少人数の会社が社会にインパクトを与えるには十分な大きさだと考えています。毎月2,000万人以上のエンドユーザーがユニナレのサービスの影響を少しでも受けていると考えるとわくわくします。
アマゾンは1社ですが、ユニナレは寄せ集めですから最低でもアマゾンは超えたいと思っています。つまりエンドユーザー数で言うと5,000万人くらいの規模の人々にサービスを提供するというのが直近の目標になります。小さな会社でも世の中にインパクトを与えるというのは決して現実離れした話ではないということが、これまでやって来て分かりました。
(つづく)
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投稿情報: 井上 俊一 (Toshikazu Inoue) | 2014/11/28 21:23 | 個別ページ | コメント (0)
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会社を経営して3年が経ちました。まだまだ出来ていないことの方が多いのですが、会社経営は永遠に満足出来ないものなのでしょうね。
今日は会社経営で私が大事だと思っていることを書いてみます。
当たり前のことですが、売上を上げて利益を出さないと会社は回りません。これはいつの時代でも変わらない真理です。ITの世界にいるとVCからお金を借りて会社を動かしている例がたくさんありますが、私はこのアプローチとは常に距離を置いています。
そういう意味では私の経営している会社は「スタートアップ」ではなく単なる「スモールビジネス」と呼んだ方が良いでしょう。自己資金で確実にリターンが得られる投資だけをして、徐々に会社の規模を大きくし、プロダクトを改良しています。とにかく状況を「コントロール」することにフォーカスしています。あるいは私の良く使う言葉で「オーナーシップ」を手放さないことを重視しています。
前職では外資系の会社で雇われ経営者をやりましたが、初めから「売上を上げて利益を出す」ことではなく「サービスを企画する」ことを求められていました。正確に言うとこれは経営者の仕事ではありません。確かに経営の一部に製品やサービスがありますが、これだけでは会社は回りません。
ところが実体はどうあれ会社で社長というポジションに着くと、周囲からは経営者の仕事を期待されます。つまり「売上を上げて利益を出す」ことを期待されるのです。私は前職時代に、全くこれが出来なかったことが大きな反省となっています。結局、社員や投資家などのステークホルダーは「売上を上げて利益を出す」経営者にしか着いて行きません。
こういった経験の反動もあって、なおさら「売上を上げて利益を出す」ことにこだわるようになりました。売上を上げて利益を出せば、それはどんなに規模が小さかろうが立派な会社であり、経営者であると思います。街のラーメン屋でもITの会社でもこの理屈は全く変わりません。
おかげさまで起業してから3年間、毎年売上を増加させきちんと利益を出していますので、私は自分で考える最低限の経営者の資格を何とか保っています。色々な経営スタイルはあるでしょうが、それはあくまでもこの「売上を上げて利益を出す」の先にあるものだと思います。
ちなみに、外資系企業では日本法人の「社長」と呼ばれる人の権限が実は「営業」だけということがたまに(よく?)あります。会社を経営するには、製品開発、営業、マーケティング、事業開発、カスタマーサービスなどトータルで権限を持ちあらゆるリソースを駆使して「売上を上げて利益を出す」ことをしなければなりません。しかし、日本法人の社長はは縦割りの本社機能のうちのセールス部門に組み込まれ「リージョナルセールスディレクター」としてしか機能していないのです。これでは経営者とは言えません。ですので外資系企業で社長をやっていたという人の話を聞いたり読んだりする時には、「この人は全てのリソースを駆使して売上を上げていたのだろうか?」という点をあらかじめ調べた方が良いと思います。
また、VCから投資を受けて会社を回している人も利益が出ていない段階ではまだ真の経営者とは言えないと思います(偉そうですいません)。もちろんAmazonのジェフベソスのように、意図的に利益を出さない経営者もごくまれにいるのだと思いますが、これは本当に例外だと思います。VCから投資を受けて会社を回している段階は、船で東インドに香辛料を取りに行く道程にある段階です。途中で難破するか、生きて香辛料を持って帰れるかまだ分かりません。
もう一つ売上を上げる点について、売上が上がれば何でも良いのかというとそうでもありません。やはり自分が好きでやりたいこと、そして社会に貢献出来ること、この二つの円が交じり合った領域で売上を上げることが重要だと思います。これは経営者および社員の「幸せ度」に関わってきますが、自分が好きなことで売上を上げないと長続きしません。自分の好きなことと、社会の求めていることの接点を見つけて、それを売上に転換する作業が必要です。こういう会社は売上の規模に関わらず社員が幸せで会社が永続出来る可能性が大きいと思います。
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投稿情報: 井上 俊一 (Toshikazu Inoue) | 2014/03/31 22:46 | 個別ページ | コメント (0)
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ユニバーサルナレッジは創業が2011年2月1日ですので、今年の2月1日で設立3周年を迎えます。ここまでやってこられたのはお客様、協力会社様のおかげだと思っています。本当にありがとうございます。
ユニナレを設立した当初は海のものとも山のものもともつかず、自分たちがどうなるか自分たち自身も分かりませんでした。ただ「これまで自分がやりたいと感じていたことを素直に表現出来る会社を作ろう」とだけ考えていました。何をどうするか具体的には決めていなくて、その時々で良しと判断した結果ここまでつながって来ています。
私は検索エンジンが作りたくて1998年から検索エンジンの開発に携わっていますが、それは主にウェブ検索の開発でした。ユニナレはECサイト専用の検索エンジンを提供する会社ですが、ECサイト向けにサービスを提供して行こうというコンセプト自身も自分で考えたということではありません。そんな会社の柱となる概念もお客様から直接教えてもらったのです。
ヨドバシカメラ様はユニナレの最初のお客様ですが、それまでずっと検索エンジンの開発に困っておられました。個人的に付き合いがあるヨドバシカメラ様から「検索エンジンの開発を手伝ってもらえないか」と声をかけられたのが、創業の大きなきっかけとなったと言っても過言ではありません。
それまでウェブ検索にしか興味がなかったので、ECサイトにも検索エンジンのニーズがあることに気付きませんでした。「なるほど。ECサイトにも検索エンジンのニーズがかなりあるな。しかも現在の検索エンジンはどこも非常にプリミティブだぞ。」と思ったのを良く覚えています。
ユニナレの提供する検索エンジンには以下の三つの特徴があります。
とにかくデータを重視します。これには二つの側面があります。
まず一つ目。ウェブ検索ではユーザーの意図は「クエリー」と「クリック」だけですが、ECサイトでは「購買」という非常に重要なデータを利用することが出来ます。「購買データを徹底活用する」のが良い検索エンジンを作る上で欠かせません。ところが市場にはそのような検索エンジンがありませんでした。ユニナレでは創業当初から購買データを活用したアルゴリズムをオリジナルで開発しています。
二つ目はバケットテストです。アルゴリズムが本当に良いかどうかをバケットテストをして実証するわけです。実際のユーザーに別のアルゴリズムの検索結果を見せて、購買行動がどのように変わるかを見ます。その結果よい方のアルゴリズムを選択して行く訳です。
良い検索エンジンを作るにはテクノロジーだけではダメです。「運用」こそが改善の鍵であると言えます。検索エンジンの利用状況を日々データとして見る必要があります。例えば、ゼロマッチ率やCTRなどです。これらの数値がよくないクエリーに対して、同義語辞書や形態素解析辞書をメインテナンスしていかないといけません。これは改善に欠かせない業務であるのに、重要性を理解してリソースを割り当てる会社はほとんどありません。
また、商品が登録されているカテゴリの名称の付け方、商品名や説明文、スペック情報などの登録を変更していかないといけません。また究極的には取扱商品を増やして行くというビジネス判断まで必要になります。検索エンジンとはあくまでも商売をする上で必要な一機能ですから、そこから分かった事実を商売に活かしていきたい訳です。
大規模なECサイトではどこでも特殊な機能の開発を求められます。それを画一的なパッケージで対応しようとすると無理が起こります。ユニナレではお客様のニーズに合わせてカスタマイズを行います。根本的な検索エンジンのランキング・アルゴリズムは共通ですが、機能的なカスタマイズニーズは徹底的にサポートします。カスタマイズの中にこそビジネスの強みがあることが多いのです。特に、EC以外に店舗を持っていたり、カタログ通販をしていたりすると、その強みゆえに特殊な仕様を要求されることがあります。いわゆるシステムインテグレーションの領域ですが、ここを迅速に対応することによってお客様との信頼関係が出来上がります。ユニナレではすぐにデモを提供することで、お客様に納得行くまで確認してもらっています。
以上がユニナレで提供しているサービスの特徴です。偶然ですが、ECサイトが成長するタイミング、ビッグデータが提唱されるタイミングとぴったり合っているのもユニナレがここまでやってこられた理由の一つです。
一方、サービス以外にそもそもどのような会社を作りたいのかという創業者としての「表現の場」が会社だと思っています。
私が当初から考えていたのは以下のようなことです。
これらを叶えるためにユニナレという会社を作ったわけです。どんなサービスを提供するかは後付けで時代と共に変わるでしょうが、これらの基本的な考え方は私が会社を続けていく限り変わらないものだと思います。
またこれらを実現するためには、「会社の規模を追わない」「会社のオーナーシップを持つ」ことが必要だと感じています。
しかしながら、ユニナレの製品が良くなってお客様が増えていくにつれて、業務量・サーバー数ともに増大してますので今後どのように対応していくかが今年のテーマだと思っています。
今後もお客様に最大の価値を提供しつつ、自分たちの表現の場であるユニナレという会社を社員と共にさらに発展させて行きたいと思います。
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投稿情報: 井上 俊一 (Toshikazu Inoue) | 2014/01/31 17:03 | 個別ページ | コメント (0)
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