本日、話題になった
ミクシィ、身売りを検討
ですが、ことの真偽は置いておいて、こういう話が出るということはmixiはヤバいという感覚があるからなんだと思います。
何がヤバいかというと
- Facebookとの競争には勝てないんじゃないか
- ゲームに行くには遅すぎるんじゃないか
ということです。
mixiという会社はこれまでDeNAやグリーとは路線を異にして、「コミュニケーションに徹する」方針を貫いていました。「安易にゲーム会社にならない」という信念があったように見えます。
私はそれ自体は素晴らしい信念だと思います。
ところが、本家本元、黒船のFacebookが日本に力を入れだしたら
「コミュニケーションはFacebookでいいよね」
という雰囲気になってしまったのです。
「匿名か実名か」という軸で差別化を計る方針だったようにも見えますが、それはmixiが決めるというよりもお客様が決めることです。
ほとんどのお客様が「実名で問題なし」と判断すればどんなに匿名であることのメリットを挙げても仕方がありません。
「コミュニケーション」を貫いた結果、Facebookとガチンコ勝負になってしまったmixiは身動きが取れなくなってしまったのです。
グローバルかローカルか
これはmixi以外の会社でも起こりえます。グローバルサービスを真似して作ったローカルサービスは、どこかの時点で本家のグローバルサービスと対決しないといけなくなります。
これは中国マーケットで顕著です。中国内ではFacebookやTwitter、Youtubeなどが見られません。そのためそれらのコピーサービスを作れば中国内ではヒットします。
ではそういうサービスが中国外に出て行けるかというと怪しいです。元々、コピーサービスですから、グローバルに出て行った瞬間に本家と対決しなければいけなくなります。これにはほぼ勝ち目がありません。
ローカルマーケットで勝つには
- ローカルに特化したサービスを作る
- ローカル発のグローバルサービスを作る
のどちらかしかありません。
1.はローカルの事情を考慮してそれらを活かしたようなサービスです。ローカルの事情は、広告主の行動かもしれないし、物流かもしれないし、i-modeのような携帯の特異性かもしれないし、とにかくグローバルにはない要素をうまく活かしたサービスを作るということです。
2. はグローバルニーズを満たすサービスをローカル発で作るという大きな話になります。US以外の国でこれをやるには結構大変です。あまり例が思い浮かびません。最近ですと、NHNのLINEなどは日本外でも伸びています。
Softonicというソフトウェアのダウンロードサイトはスペインで一番大きなIT企業で、ヨーロッパを中心にUS、日本、中国にも進出して来ています。
日本人としては、ネットの世界でも日本初のグローバル企業が出てくることを願っていますが、ネットの中心が米国からなかなか移動しないのと、ネットでつながっているが故にグローバルサービスの浸透が速いということもあって、日本初のグローバルプレイヤーは今のところいないと言っていいでしょう。
日本のヤフーは日本で圧倒的に強いですが、グローバルに通用する会社ではありません。「日本で成功するにはどうするか」をひたすら考えて来た会社ですから、グローバルDNAはありません。
楽天は「ショッピングモールという形式を貫く」ことでグローバルカンパニーになり得ますが、各国で買収した会社に合わせてその国のサービスを変えていますので、グローバルカンパニーになるというよりは、一国づつ成功させていくという考え方の様です。
グリーやDeNAは全く未知数です。グローバルでFacebookのようなプラットフォーマーになれるのかというとかなり疑問です。
プラットフォームという大それた競争ではなくても、EvernoteやDropboxのようなサービスは日本から出て来ても良いと私は思います。
「自分のニーズを解決しようとしていたら、いつの間にかグローバルに通用するサービスになってた」
というのが理想です。
それから、英語版を作るということと、英語で情報発信をするということは、グローバルへの第一歩です。
日本の若い起業家の皆さん、一緒に頑張りましょう!
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