« Looksmartは未だにMSNから消えず | メイン | シックス・アパート株式会社設立 »

2004年3 月18日 (木)

Jerry Yangが語るYahooの将来

台湾に一時里帰りしたJerry Yang(Co-founder of Yahoo Inc.)のインタビューが面白いので紹介しよう。

Co-founder of Yahoo returns to Taiwan, TAIPEI TIMES, 2004/3/12
Jerry Yang, a native of Taiwan who helped to create the world's largest Internet portal in 1994, outlined his vision for the future of his company...
ポイントをまとめると以下のようになる。

  • 現状のサーチエンジンではユーザーの入力するクエリーの50%がマッチしない状況にある。Googleとの競合が取り上げられがちだが、まずは自社技術を高めそのギャップを埋める努力をすることが重要である。
  • 若い世代の人々にとってインターネットは不可欠のものになりつつある。そのため我々もユーザーのニーズに応えるためにさらに多くのサービスを立ち上げる必要がある。
  • 我々はパーソナライズに注力している。パーソナライズによって、サーチ、メール、ショッピングなどのサービスをさらにユーザーフレンドリーにすることが出来る。
  • 我々は2000年のバブルから、フォーカスすることを学んだ。今はEC、サーチ、コンテンツの3つに注力している。今後起こりうる別のバブルを避けるには、長期的な視野で業界にコミットできるビジネスモデルを構築することが重要である。
  • 中国では遅れを取ったが、昨年北京3721テクノロジーを買収したことによって中国での90%のインターネットユーザーを手に入れた。今年は中国市場でも競争力を持てるだろう。
  • インターネット広告市場にはまだ成長の余地がある。ユーザーは20~30%の時間をWebで過ごしているのに対して、広告主はインターネット広告に予算の2~3%しか割り当てないからだ。
  • 私はヤフーにずっととどまるだろう。まだまだ情熱がたくさんある。インターネットは一番重要なメディアであり、インターネット革命は今後も続くだろう。人々の文化や生活に重要な影響を与えることが出来る。私はこの分野に留まってさらに貢献して行きたい。
この中で一番重要なのはやはりパーソナライズについて言及したことだろう。この流れはポータルでしばらく続くと思われる。さらにGoogleとの競争よりユーザーにより良いサービスを提供したいという気持ちには、Yahooの原点となる気持ちを未だに持ち続けるJerry Yangの素晴らしさが感じられる。

最後のコメントでこのままずっとYahooに留まって、インターネットの発展に貢献したいと述べているが、この気持ちは私と変わらない。実際に面識はないがこの短いインタビューだけからでも彼の人柄およびインターネットに対する情熱が知られて、なんだか嬉しくなった。

-inoue

Posted by 井上 俊一 - Toshikazu Inoue on 3 月 18, 2004 at 09:00 午前 | Permalink

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://www.typepad.com/services/trackback/6a00d83420516553ef00e55083432c8834

Listed below are links to weblogs that reference Jerry Yangが語るYahooの将来:

コメント

コメントを投稿