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2004/01/30

コメント

inoue

安川様、

なるほど。よくわかる説明ありがとうございます。

私の以前のポストでも何度か書きましたが、ユーザーのフィードバックを受け取る仕組みがサーチエンジンにはありません。サーチエンジンは完璧に一方通行です。

ですので、安川さんがご指摘のように思ったようにページが出ないというようなお客様はどうして良いかわからないでしょうね。

それをうまく説明してあげて手助けしてあげるというのがSEOの仕事だという風に感じられました。

一方通行のサーチエンジンは、サーチエンジンの発展段階にあると思います。将来的にはなんらかのフィードバックを利用してRelevancyを決めるようになると思います。

それがどのようなものなのか今はまだ分かりませんが、その辺りの発展に貢献して行きたいと思います。そうすると、SEOさんとは矛盾するような気がしないでもないですが:)、SEOさんのフィードバックがあってサーチエンジンも発展していくと思いますので、お互いにがんばりましょう。

-inoue

ECジャパン 安川

井上様、
こんにちは。なんかメールみたいになりつつありますが(笑)、、、

>SEOというのは他社の見えない所を外から眺めて操作しようという試み

SEOはそもそも、ご指摘のようなものとはかなり異なるものですし、検索エンジンの側から見ても不利益をこうむるようなものではありません。一度弊社のSEOに対するスタンスなどを機会を作ってご説明(off-lineで)させていただこうかと思います。blogではなかなかデータなどお見せできないですし。一応簡単にSEOの概念を説明してみます。

あるオーナー様が、一般のお店を渋谷に持っていたとしましょうか。もっと集客したくなり、公園通りでチラシを配ったり、折り込み広告を新聞に入れたり、TVの番組とタイアップしたりとさまざまな手段でマーケティングが行われると思います。電話帳広告、グルメぴあやフリーペーパーも。

インターネットでも同じだと思います。キーワード広告を出したり、ディレクトリサービスに登録します。ところが、インターネットの電話帳ともいえるYahoo/Googleにおいて、自分の期待するキーワードで掲載されていなかったらどうすればいいでしょうか。システムの作りこみによっては、またはページの作りによっては、エンドユーザーにとっていかに重要なショップ・サイトであっても、電話帳ですら見つけることができていない、というのが現在の検索エンジンの現実です。電話帳に掲載するのは電話番号を持っていれば無料なのに、インターネットでは掲載する番号(URI)があっても、検索でみつけられないのです。

世界に名だたるメーカーの、世界に名だたるブランドを検索エンジンに入力して、表示されるかどうか確認してみてください。キーワードの組み合わせによっては、それがポピュラーなものであっても、サイトがリストされないことがあります。また、「大きいサイズ」と入力して、「クイーンサイズ」のコンテンツが表示されるかどうか確認してください。これらの時点で、検索エンジンはユーザーのニーズに答えていません。

少し短絡的に言ってしまえば、このギャップを埋めるのがSEOコンサルティングサービスです。裏技は全然ありません。ECサイトの見込み顧客が入力するであろうキーワードと、サイトそのものの持つキーワードをマッチさせる。ECサイトの持つ全商品やサービスを、きちんとエンジンにインデックスさせる。これとキーワード広告などを組み合わせて、ECサイトのROIを最大化することを実施していきます。

将来的に、人間がやっているように、検索エンジンがページ内の情報を読み取りランク付けすることができれば、おそらくSEOは必要なくなるでしょう。しかし現時点では、検索エンジンは動的ページをクロールしませんし、ページ内のHTMLエレメントによって(視覚的状況は関係なく)重み付けをし、キーワードの重要性を出現頻度・コンテキスト・インバウンドリンクによってのみ判断しているのです。これは多くのユーザーが求めている基準と大きくかけ離れていると考えています。

>アルゴリズムを変えるたびに、SEO側も対応を迫られます

実はそれほど大きな影響はないのです。Googleにしろ、インクトゥミにしろ、Yahooにしろ、Exciteさんも考えていることは、ユーザーの幸福と広告主の幸福とのバランスですよね? 我々SEOコンサルタントは、お客様のサイトを拝見して、ユーザーが幸福になり、検索エンジンからつまはじきにされずちゃんとユーザーに見つけてもらえるよう、アドバイスします。

逆に検索エンジンのSERPがだんだんと品質が下がり、順位付けができなくなることも将来的には考えられます。しかしそのためにメディアがあるのではないですか? テレビが1000chになったとしても、みんなが見るのはフジでSMAPだったりするのではないでしょうか。。。だからGoogleもメディアを目指す方向性しか残されていないのだと思います。

ちょっとこれだけのスペースでは書ききれませんが、ご質問などありましたらメールでも頂戴できればと思います。

inoue

安川様、

コメントありがとうございます。私の率直な感想ですが、SEOというのは他社の見えない所を外から眺めて操作しようという試みでお客様のROIではなくSEO会社のROI:)的にはよくないのではないかと思います。

GoogleやInktomiなどがアルゴリズムを変えるたびに、SEO側も対応を迫られます。

お客様としては効果が上がればSEMでもいいのだと思うのですが、その辺りのすみわけや取り組みをECジャパンのブログで是非紹介していただけないでしょうか?

-inoue

ECジャパン 安川

ECジャパンの安川と申します。記事をご覧いただいたようでありがとうございます。井上さんの記事、興味深く拝見しました。

ご指摘のように調査結果はデータだけを比較したもので、我々としても、コンサルタントとして具体的な評価(=お客様にとってこっちが良いとか悪いとか)をこれからしていかねばならないステップだと考えています。今回の調査目的は「検索エンジン評価」ではなく、「ページ評価傾向の把握」にあり、「検索エンジンとして良いか悪いか」を検証するためのものではありませんでした。そういう意味では、まだどちらがRelevancyとしてよい結果をたたき出しているかというレベルの結論を出すには早いのではないかと思います。Relevancy(キーワードをタイプしたユーザーの興味と表示されたリストの一致度、でしょうか)の評価はご存知のとおり、単純ではありません。その点で調査結果を眺めてみると、キーワードによってGoogleのほうがRelevancyが高いと思われるものも、インクトゥミのほうが高いと思われるものも存在するのです。
一つだけいえることは、トラフィックのソースが複数化することにより、特定のソースに依存する割合が減少し、我々のお客様(ECサイト)にとって良い状況になりつつある、ということです。独占というのはいろいろな弊害をもたらすことは、よく知られていますね。

さてこの機会に、SEOという立場とエンドユーザーという立場で、サーチエンジンに関する私の考えを述べてみたいと思います。

SEO手法をアドバイスするコンサルタントとして考えてみると、サーチエンジンに求めるものは、ターゲットキーフレーズごとの、ターゲットサイトへのトラフィック導入率およびコンバージョン率だと思います。例えばダイエット健康食品を販売しているサイトにアドバイスするなら、「ダイエット」「ダイエットレシピ」「ダイエット食品」「ダイエット方法」などのキーフレーズがあり、それらの派生キーフレーズ(「ダイエット食品 通販」など)も含めて、キーフレーズごとの検索エンジンからのPV数とコンバージョン率、さらに販売できた商品の利益を計算してROIを出します。
上記のデータは現状を示すわけですので、それを元にROI向上のための仮説を立ててサイトを改善します。この仮説の立案段階でキーフレーズごとのサーチエンジンの特徴が必要となり、今回の調査はその基礎的なデータを提供するもの、と考えています。

逆にエンドユーザーの立場に考えてみると、サーチエンジンを我々技術者が考えているような形で捉えている方々は実は少ないと思います。多くのユーザーは欲しい情報がある場合、それを何らかの形で入力する、という能動的行為に出るわけですが、それ以外にもニュース・天気予報・オークションなど非常に汎用性の高い情報やサービスを必要としていると思います。上記はまさにメディア(必ずしもマスメディアでなくてもいいわけですが)のことを指していて、それには電子メールなどのパーソナルコミュニケーションなども統合的に含まれているわけです。サーチエンジンのエンジン部分は、メディアの一機能でしかありません。
そう考えていくと、私たちの「一般エンドユーザーとしての(笑)」生活はメディアによってサポートされていて、サーチエンジンでその要求を100%満たすことは困難です。多くのビギナーユーザーがYahoo!を使用し、Googleを使わせてもすぐやめてしまうのはその理由です。Google Newsがあるじゃないか。Google Weatherだって、、、という使い方は、一般のユーザーには難しすぎてできないのでしょう。
Googleとインクトゥミの比較は、そういう意味で、エンドユーザーにとってはあまり大きくないかもしれません。

今後もぜひ情報交換をさせてください。お願いします。

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