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2003年12 月16日 (火)
ポータルサイトの未来
若干古い記事であるが最近発見したので紹介したいと思う。伊藤穣一氏のインタービューで、ポータルの未来について語っている。伊藤穣一氏に聞くインターネット、ポータルサイトの未来 Infoseek, 2003/8/31さすがに伊藤氏の話にはポータルの未来を示唆する本質的な内容が含まれている。私が以前から唱えている「インターネットはパーソナルメディアである」というところと合致している。
現在の形でのポータルの将来性はあまりないと思っています。コミュニティなどのサービスを提供するのは、まだ意味があると思いますけど、いわゆるトップページに全部集めるというやり方はもう時代遅れだと思います。...
情報を発信する出版的なイメージから離れて、僕らのネット上でのナビゲーションのパートナーといった、ツールを提供するサービスに切り替わっていくんじゃないかな。インターネットにマスメディア的な発想を当てはめようとしてビジネスモデルを立てたのは5年も前の話だ。インターネットはその簡易さゆえに誰でもローコストで情報発信ができる。全国放映の民放テレビが4~5局、全国紙が4~5紙しかないのとは、雲泥の差がある。メディアの本質が全く違う。 Googleで検索可能なページは33億以上、世の中に実際に存在するページとなるとその何倍あるのか分からない。とにかく、インターネットがマスメディアであるはずがない。 つまりそこを通る人が誰でも見るであろうというような発想で広告を売ろうとしても売れるはずはない。その証拠にインターネット広告市場は伸びているが、内訳を見てみると牽引役はサーチのスポンサーリスティングだ。それ以外のインターネット広告は横ばいではないだろうか。特に、メール広告はそのマーケットを急速にサーチに奪われつつある。 サーチのスポンサーリスティングは本質的にパーソナルメディア向け広告商品だから伸びて当たり前なのだ。 伊藤氏が言うようにインターネットは出版的な姿よりもよりコミュニケーション的、ツール的はものになっていくと私も思う。 ブログ時代の到来
Q. インターネット全体では、どういうものが主流になっていくとお考えですか?ブログは現状ではまだまだ一部の先進的な人の情報発信ツールだが、これがインターネットの本質的なサービスになることは目に見えている。パーソナルパブリッシングツールこそ、インターネットの役割としてふさわしいと思う。 ポータルの役目が全く必要ないとは思わない。例えば、サーチ、カテゴリ、路線、地図、辞書、翻訳などのツール類、オークション、ショッピングなどのEC、フレンズ、掲示板、チャット、メールなどのコミュニケーション(コミュニティー)などは大手ポータルサイトの提供すべき機能として残るだろう。 それ以外の中途半端なコンテンツはあってもよいし、なくてもよい。ここへ来て一度ポータルの役割を考え直す必要があることを感じていることは確かだ。 ブログを調べていると感じるのは、良質なブログを探すことの難しさである。ブログサーチを提供することもポータルの重要な役割だと思う。 インターネットの未来
僕はウェブログだと思ってます。(中略)ブログがネットの主流になると、従来の知りたい情報になかなかヒットしないHTMLの検索から、どこに何について書いてあるかがわかる、メタデータによる検索にシフトしていくと思います。そうすると今のロボット検索は古いものになる。
これからなんでも欲しいものはインターネットに上にあるという、本格的な時代がくる。インターネットバブルは去っていったけど、本当のインターネット時代というのはこれからだと思います。同感である。私も日々の生活でどこまでインターネットを利用できるかことあるごとに挑戦しているが、まだまだインターネットではできないことが多い。欲しいものはなんでもインターネット上にある状態にはまだなっていない。 この状態を改善し、皆さんの暮らしの質を高めるお手伝いをできればよいなぁ、とそんな思いでポータルサイトの運営に携わっている。 -inoue
Posted by 井上 俊一 - Toshikazu Inoue on 12 月 16, 2003 at 03:03 午後 | Permalink
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コメント
F's Garageさんのコメント中の「傘」という言葉が、ポータルの役目な気がします。様々な情報を結びつける「場」を与える傘。その下には、Blogあり、コミュニティあり、ツール有り。その組み合わせが、ポータルの特徴になっていくのではないでしょうか?
現在、その傘が魅力的なものであることをどう伝えるか、例えば「トップページをどう位置付けるか、またどうデザインするか」が大事になってきている気がします。伊藤氏が仰るように、コンテンツのラインアップ紹介のコーナーでは、あまりにも面白くありません。ましてや、広告枠がひたすら並ぶエロサイトのようになっていくのは問題外です。
一目見て気に入り、使ってみて虜になるような「傘」作りを頑張って欲しいものです。
投稿: GRANDE ODALISQUE | 2003/12/19 15:28:12
インターネットではできないことて、どんなことでしょう。
また次世代ポータルサイトで地上デジタル化するテレビの連動をどう考えていますでしょうか。
投稿: いし | 2008/05/06 20:50:54