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2003年11 月28日 (金)

Yahooの中国での動き

Yahooが中国での動きを見せた。

Yahoo buys Hong Kong software developer
...Under the terms of the deal, Yahoo Holdings (Hong Kong) Ltd. will pay up to US$120 million in cash over two years for 3721 Network Software Co. Ltd., Yahoo said in a statement Friday. The acquisition will see the company become a wholly-owned unit of Yahoo Hong Kong....
Yahooは中国ではパッとしないため、独力でのビジネス拡大より買収路線を選んで一気に上位に昇ろうとしている。

中国語キーワード

3721は「中国語キーワード」サービスをやっている会社だ。日本ではアクセスポートが「JWord」というサービスをしており、エキサイトもパートナーの1社であるが、そのアクセスポートに投資し技術提供を行っている会社が中国の3721である。

JWordも中国語キーワードも仕組みは同じで、IEのアドレスバーにURLの代わりに日本語(中国語)を入力すると、ダイレクトにそのサイトにジャンプできるというサービスである。もし、該当するサイトがない場合には検索結果が表示される。

わざわざURLを打たなくても、「エキサイト」とカタカナや漢字で入力すれば良いという便利さが受けている。事前にプラグインをインストールする必要があるが5秒程度で済むしPCの再起動も必要ないため、インストールの敷居もかなり低くなっている。

日本でJWordのパートナーは、エキサイト、Biglobe、Fresheye、Naver、マピオン、ぴあ、など多数ある。中国では、大手ポータルサイトやコンテンツサイトなどとパートナー関係を結び、なんと中国のIEの80%以上にプラグインがインストールされている。

ビジネスモデルは非常にシンプルで、アドレスバーに入れるキーワードを有料で販売しているのだ。もちろんユーザーへの利便性を上げるためにある程度無料で登録されているサイトがあるのだが、確実に登録されるにはやはりお金を出してキーワードを購入するのが良い。

登録料も4万円/年(JWordの場合)であるので、クライアントはまさにドメイン登録と同じような感覚でJWordや中国語キーワードを購入している。

Yahooの戦略は?

3721はその圧倒的なリーチにより、中国でかなり優位な状況に立っている。しかし、基本的にイエローページサービスであるため、Webサーチ部分に改善の余地があると思われる。

Yahooにしてみれば、国内のポータルから水をあけられて打つ手がなかったため、3721のリーチを利用して上位進出を図るのであろう。実際にどのようにサービスがインテグレートされるのか分からないが、現状でアドレスバーから検索した場合に表示している3721のページをYahooの検索結果に切り替えることにより突然Yahooのトラフィックが膨大に増えると思う。

ここでスポンサーリスティングのビジネスが十分に成り立つし、これまでとおり順調な中国語キーワード販売はそのまま継続していくことにより、ビジネスとしてはかなり磐石だと思われる。

買収によって増えた人員を利用して新たなサービスを展開し、他のポータルを脅かす存在になるであろうと思われる。

-inoue

Posted by 井上 俊一 - Toshikazu Inoue on 11 月 28, 2003 at 04:04 午後 | Permalink

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