« MicrosoftはGoogleを買わない! | メイン | Google対策を急ぐMicrosoft, AOL »

2003年11 月19日 (水)

スポンサーリスティングをブロックする?

検索結果に表示されるスポンサーリスティングはユーザーにとってスパムなのか?以下のような記事があったので紹介する。

Software tool smothers sponsored search
For one software maker, the fight to block overbearing Web advertisements such as pop-ups is shifting to the ad industry's hottest sector: commercial search.
InterMuteというポップアップ広告を排除するソフトウェアを作成している会社がサーチ結果に出るスポンサーリスティングを排除するソフトウェアを発売するということだ。

これは普及しないだろう。なぜかって。ポップアップ広告とスポンサーリスティングには本質的な差があるからだ。

ターゲティングがキーポイント

通常、ポップアップ広告は特定のページにアクセスすると誰彼かまわず別窓で表示される。ポップアップは本来ナビゲーションの一つとして、ユーザーインターフェースを分かりやすくするために使うものだ。あるいは、広告を出すにしてもフリークエンシーコントロールするなどして適切に出さないと嫌われてしまう。

時には、ポップアップしてから最背後に表示される「ポップアンダー広告」というものもある。ブラウザを閉じていくと最後に目に入る仕組みになっている。

とにかく、アクセスするたびにポップアップするので一般的に嫌われる傾向にある。現にかなりのツールバーに「ポップアップをブロック」する機能が実装されているが、そのような機能があること自体が嫌われている証拠だろう。問題はターゲティングされていないことにある。

サーチ結果に表示されるスポンサーリスティングは考え方が全く違う。キーワードによって表示される広告が異なるし、キーワードによっては広告が表示されない場合もある。実際には、広告が出ない場合の方が多い。

広告も情報のうち

クオリティーが高ければ広告も貴重な情報源である。もし入力されたキーワードに対して表示された広告が適切でなかった場合、クリックレートは下がる。GoogleのAdWordsはクリックレートが0.5%以下になると自動的に表示されなくなるように出来ている。

0.5%という足切りラインがあってそれ以下は情報としての価値を持っていないと烙印を押されてしまうのだ。

まとめるとスポンサーリスティング(Google AdWords)は、

  1. キーワードでターゲットされている
  2. クリックレートが低いと削除される
のが特徴となっている。

上記のような仕組みがないポップアップ広告との違いを認識して頂けただろうか?

マスメディア広告とパーソナルメディア広告の違い

これは良く考えると、マスメディア広告とパーソナルメディア広告の違いの説明と等しい。確かにマスメディア広告で見たくもない広告を見せられる場合には、スパムと感じることもあるだろう。

一方で、パーソナルメディア広告の場合には、まだまだ完璧とは言えないがその人の興味範囲の中にある広告が出てくる。まさにインターネットでしかできない広告のあり方なのである。

マスメディア(テレビ、新聞、ラジオ、雑誌、等)ではターゲティング広告は出来ない。出来るとすればそれはそもそもメディア自体が非常に細分化された専門化されたものであるという意味になる。だから日経新聞の広告は発行部数が少なくても、高く売れるのである。

話を元に戻すと、スポンサーリスティングをブロックするという行為はインターネットの可能性をブロックするという意味になる。私が提供者側にいるのでそのような意見になるといえばそうなのだが、家に帰って1ユーザーとして使っている時にもポップアップ広告を見せられたときに感じる嫌悪感を、スポンサーリスティングでは感じない。

さて、皆さんはどうだろうか。

-inoue

Posted by 井上 俊一 - Toshikazu Inoue on 11 月 19, 2003 at 11:15 午前 | Permalink

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://www.typepad.com/services/trackback/6a00d83420516553ef00e5508341598834

Listed below are links to weblogs that reference スポンサーリスティングをブロックする?:

コメント

こんにちは。初めてコメントさしあげます。

ポップアップのような嫌悪感までは感じないものの、スポンサードサイトとあった場合、自分で情報にフィルターをかけちゃっているような気がします(調べたい内容や検索語にもよりますが)。amazonのおすすめ商品なるものが、実はそんなに食指を動かされるものではなかったりして、うざいと思うこともあります。

ターゲティングはまだまだ発展途上で、ユーザー側のコンテキストがもうちょっとつかめるといいのではないかと思っています。進歩に期待。

投稿: | 2003/11/19 16:45:29

ターゲティングは発展途上という意見には同感です。「ユーザー側のコンテクストがつかめる仕組み」というのはまさに世の中のECサイトが欲しい機能でしょう。

例えば、ある本を買ったら似たような本を買う可能性がありますが、あるPCを買ったらもうしばらくPCは買いませんので、PCではなく周辺機器等のレコメンドをすべきでしょう。

「ワインの横にチーズを置くと売れる」ようなことをしてくれるショッピングサイトはまだまだないと思います。それがユーザー別のコンテクストとなると、しばらくかかるのではないでしょうか。

それを実現するような会社が伸びるのかもしれません。

-inoue

投稿: inoue | 2003/11/21 12:36:01

犬緑と〇る性治家 cool his

 教   祖 〇110提供・ウルマ 感手意

 性 木 信仰 〇不治3軽・マスコ見

裏セイ界制葉 〇イイジマ 濃い毛・110 裏ファミリー

投稿: 元祖・助詩8 〇 百合子円罪 | 2009/06/25 16:02:11

コメントを投稿