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2003年11 月11日 (火)
ショッピングサーチの未来
皆さんは、ウェブ上でお買い物をしているだろうか? 私が最初にオンラインショッピングしたのは、だいぶ前(忘れました)にBookpoolという技術関連の本屋さんでした。アマゾンが出来てから、全く買っていないので久しぶりに今日見てみたらまだちゃんとありました。もうなくなったかと思ってたので、なんだかうれしいです:) 私の行動パターンは、本ならアマゾン、家電ならヨドバシカメラ、ゴルフならGOLなどと欲しいものは決めうちでそのサイトに行くので、Google等のウェブサーチのお世話になることはあまりない。メジャーなものを買いたい時には、このパターンで十分に通用する。 マイナー商品の検索はどうする マイナーな商品を探したい場合はどういうことになるだろう。。。 ただいまエクササイズ中の私は、先日、ヨガマットと1Kgのクロームメッキのダンベルが欲しくなった。でもどこのお店で買ってよいやら分からない。そもそもダンベルには色々種類があってあの「キラキラしているやつ」を「クロームメッキ」と呼ぶところにたどり着くまでにいくつものキーワードを入れて検索した。 私の中では「おしゃれでピカピカしているダンベル」なので、「ダンベル おしゃれ ピカピカ」とか入れてみたが全くだめだ(そりゃそうだ)。こういうときにキーワードを入れる難しさを痛切に感じる。そして、いくつかのページを徘徊しているうちに色々とダンベルについて学習してきた。 検索とは関係なく、ふとAmazon.comを覗いてみると、最近スポーツグッズを扱い始めたようなので、「ラッキー」と思って"dumbbell"と検索した。何ページが検索結果をめくっているうちに、ようやく目的のものが出てきたので買おうと思ったらUS外にはシッピングできないとことわられてしまった。うーむ。 欲しいのは
これなんだが。
ヨガマットについても同様で、ナイキのやつが欲しかったのだが、USのnike.comでも日本へのシッピングをしてくれない。しょうがないので日本のnike.jpをみたんだが、なんとここではお買い物が出来ないではないか。しょうがないので、「電話」しましたよ。電話。そしたら原宿のOSHMAN'Sにあるというので、結局原宿に行って買いました。
なんでもウェブで買ってみようと思っている私としては心外なのだが欲しいものがウェブで売ってないので、まだまだECサイトも発展の余地ありだなと痛感した。
ちなみに「ダンベル」はといえば、Googleで悪戦苦闘した結果、下北沢のお店でそれらしきものを売っているようだが,
面倒なのでまだ買っていない。
ショッピングサーチの必要性
世の中には全てのショッピングサイトを網羅して検索してくれるようなショッピングサーチはない。試みとしてはGoogleのFroogle、Yahoo! Shoppingなどがある。Froogleの場合には世の中にあるショッピングサイトを、Yahoo!の場合には自社で契約しているショップおよびその他のショッピングサイトの両方を検索できるようだ。Googleは良いとしても、Yahoo!が自社ショップ以外のサイトも検索対象に入れていることは、非常に評価できる。
Yahoo!のヘルプには次のような一文がある。
Many of the merchants and products included in Yahoo! Product Search results are affiliated with Yahoo! Shopping or have another financial relationship with Yahoo!. However, the results may also include products from other non-affiliated merchants.最近、AmazonもA9という会社を立ち上げ、ショッピング専門のサーチエンジンを作ろうとしているようだ。 現状のユーザーの動線として、「まずGoogleで検索する」のがショッピングにもあてはまっているのでAmazonにしてみれば非常に脅威を感じて当然と思う。Googleからのトラフィックがなければどれだけ売上が下がるかわからない。一方で、AdWordsへ広告出稿していたり、Amazonの検索結果にAdWordsを挿入したりしているので、表面上は両者はパートナー関係にあるが、やはりGoogleが世界一のインターネットの入り口になってしまってはAmazonは困るだろう。 同様のことを考えてYahoo! Shoppingのサーチは外部サイトも検索可能になっているのだと思う。Yahoo! Shopping内の検索しか出来なければユーザーはやはりGoogleに行ってしまうだろう。 しかしFroogleの美しさはなんなんだ。Betaとは書いてあるが、十分に利用価値のあるサービスになっている。サーチという応用範囲の広い技術を身に付けたGoogleにかかれば、これ位は朝飯前なのだろう。(ただ、おそらくエディトリアル作業やエンジニアリング作業等のオペレーションは若干発生していると思われる。)このあたりはGoogle Newsなどと共有できる技術だと思われる。 日本では残念ながら、そのようなサーチエンジンはない。小規模なものはShopping Search Alladinになるのだろうか。 後は、ショッピングといえば楽天に行く人が多いのではないだろうか。楽天はショップの集まりであるので、Googleで検索してからお買い物をしたら実は楽天の加盟店だったというパターンが多いと思う。わざわざ楽天のトップから検索したり、ブラウズしたりして下っていくようなユーザーは思ったより少ないのではないだろうか。 ただ、USのYahoo! Shoppingのように楽天以外のサイトを含めたショッピングサーチを提供するのはビジネス的にもありだと思うし、ユーザーメリットもあると思う。また、Amazon Japanで同様の機能を提供しても良いだろう。もちろん、Y!がやることは十分にあり得る。 ショッピングサイトサーチとは若干ニュアンスが違うかもしれないが、価格.comでも可能ではないだろうか。 ショッピングサーチとスポンサーリスティングの関係 ではFroogle等のショッピングサーチを提供する側のメリットは何だろう。AdWordsという強力な収入源を得たGoogleは、FroogleもAdWordsで稼げると考えていると思われる。 ショッピングサーチにくるユーザーは気持ち的に「買うモード」でFroogleに来るのだ。そこで入れるキーワードといえば必然的に商品名や会社名、ブランド名などが多くなり、提供側とのマッチングの度合いが非常に高まるのである。(このキーワードと広告のマッチングの割合をCoverageという。Coverage=20%ということは、100回検索すると20回広告が露出されるという意味になる。) 定量的にはなんともいえないが、同じ1PVでもおそらくWebサーチの3倍くらいの価値があるだろう。もしかしたらもっとかもしれない。とにかく、スポンサーリスティングで十分にまかなえるビジネスになると思う。 日本のShopping Search Alladinなどがもっと洗練され認知もあがれば新しいショッピングサーチだけのビジネスとして成り立つだろうと思う。 それにしてもはやくA9を見てみたいものだ。 -inoue
Posted by 井上 俊一 - Toshikazu Inoue on 11 月 11, 2003 at 01:14 午後 | Permalink | コメント (3) | トラックバック