最近「ユニバーサルナレッジ」というクエリーでこのブログに来る方が多いのでご説明しておきます。
ユニバーサルナレッジは私が代表を務める会社です。ECサイト向けの検索エンジンの製品開発やコンサルティングを行っています。
会社のホームページがありますので詳しくはそちらをご覧下さい。
最近「ユニバーサルナレッジ」というクエリーでこのブログに来る方が多いのでご説明しておきます。
ユニバーサルナレッジは私が代表を務める会社です。ECサイト向けの検索エンジンの製品開発やコンサルティングを行っています。
会社のホームページがありますので詳しくはそちらをご覧下さい。
投稿情報: 井上 俊一 (Toshikazu Inoue) | 2011/10/26 15:04 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
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会社について面白い文章を読みました。神田昌典氏の著書です。
2022―これから10年、活躍できる人の条件 (PHPビジネス新書)
商品の「ライフサイクル」を計るのに用いられる「導入期」「成長期」「成熟期」という概念を「会社」にはてはめると、会社が寿命を終えるのは「2024年頃」だと言っています。
【企業の寿命】
1970年初 約50年
1983年 30年
1997年 12.5年
2008年 10.5年
これから考えると、会社寿命の短縮化が加速しており、2024年には96.9%という飽和水準になるそうです。ですので「会社」の役割はいったん終わると、神田氏は予想しています。
「会社」には限界があるという予想は私の感覚とも非常に一致しています。昨日もブログに書いた通り今後は普通の人が「会社」に勤めるのではなくて「起業」するのではないかと思います。
会社の問題点
神田氏によると会社が直面している問題は3つ。
1. 会社では社員が育たない
現在、事業の寿命は6年しかない。人を雇えるのは「成長期」だが、成長期は2年しかない。2年では人は育たない。結局、ブレーン+オペレーターにせざるを得ず、ほとんど外注になる。人を育てる必要がない仕組みを最初から作る。
2. 会社では無から有を生み出す経験が積めない事業のライフサイクルが短くなると、大企業はそのようなビジネスに参入してこない。長期にわたって数百億円稼ぐようなライフサイクルの長い仕事を優先する。よって大企業はライフサイクルの短い事業の提案をしても「NO」を出し続ける文化になる。大企業にいる人は新しい事業に携わるチャンスがない。
3. 一部の仕事をしている社員が抜けると、会社には何も残らない大企業では優秀な社員 は立場が上になると面倒な仕事や面倒な人間関係を背負いこむ。以前は会社に属することによって有用な人材と仕事ができた。つまり良い経験を積むことが出来た。しかしSNSの登場で簡単に有能な人材に出会い、一緒に仕事が出来るようになった。有能なビジネスパーソンはもはや会社にいる理由がなくなった。結果として、オペレーションしか出来ない手足のような社員だけが会社に残る。
さらに神田氏によると、
ライフサイクル末期の組織とは、アメリカ人が経営しようと、中国人が経営しようと、組織はどうしようもなく硬直化・官僚化する。...ライフサイクル末期で重要なことは、古き価値観を手放し、新しき価値観を想像すること。
と言っています。
なぜ組織は硬直化するのか
神田氏によると組織が硬直化する理由は次の三つの要素がぶつかり合うからだと言うことです。
1. 経営の効率性
ルールとプロセスが大好き。計画を立て予想外のことは起こさないようにする。
2. 顧客との親近感
顧客と接するのが大好き。個別の顧客ニーズを満たすことに喜びを感じる。
3. 商品/サービスの革新性
新商品、新プロジェクトなど驚きをもたらすのが大好き。
皆さんの会社でもこの三つがぶつかり合っているのは容易に想像できるでしょう?
皆さんの会社の強みは何でしょうか?
これまでの時流では「経営の効率性」が重視されてきましたが、いまは「顧客との親近感」に変わって来ていると神田氏は言っています。
私の会社ではまさに「経営の効率性」を重視するGoogleやAmazonには出来ないことをやっています。「顧客との親近感」を重視しています。
私も起業する前は「GoogleやAmazonと競合になってしまうかもしれない」と恐れていましたが、実際にそんなことはなく、GoogleやAmazonには提供できない価値をユニナレは提供していると実感出来るようになりました。
今後活躍出来る人材とは?
三つの価値観の人がお互いに頑張れば頑張るほど会社はうまく回らなくなります。みんながまじめに仕事をすればするほど衝突します。
「経営の効率性」を押し進めた結果、「イノベーション」と「ホスピタリティ」を持つ社員にとってどうにも会社にいるのが息苦しくなってしまったのです。
私もこれまでの会社で同様のことを感じたのでよく分かります。
神田氏の提案する解決策とは
社員は希望退職を受けて、どんどん起業。イノベーションを担当するシンクタンク、ホスピタリティを提供するサービス会社を立ち上げ、いままでお世話になった企業を側面からサポートする
ことです。
つまりこれからの時代、どんどん起業しなさい、ということです。しかも特に40代が起業することによって、2020〜2025年に起こるであろう新しい産業を30代以前の人につなぐ役割が出来ると、言っています。
私はそこまで大きなことは考えていませんでしたが、会社に対する行き詰まりから、起業という道を選びました。それは私個人の話というより時代の流れなんだということが再認識出来たのです。
そのため、後に続く人に少しでも多くの協力が出来れば良いと考えています。
投稿情報: 井上 俊一 (Toshikazu Inoue) | 2012/01/31 12:03 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
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起業してもうすぐ丸1年が経ちます。おかげさまでここまでやってくることが出来ました。支えて頂いた皆様に大感謝です!
起業の気持ちを「40代からのライフワーク」に書きましたが、最近特に感じていることがあります。それは「起業」とは昔のように必死になって大きな目標に向かって身を削ったり、お金を削ったりするものではなく、単に「会社」とは別の新しい働き方の一つに過ぎないのではないかということです。
「会社」とは前世紀の仕組み
今私たちが知っている会社は工業化社会に発展した仕組みです。均質なものを大量に生産する製造業には向いているかもしれませんが、現在のように成熟した社会では「効率を上げる」「規模を拡大する」「成長する」ことを目的とした会社には、私のようにイノベーションや感性を求める人間にとっては辛いだけの場所になってしまいました。
資本を必要とする製造業では「会社」という仕組みを維持する必要があるかも知れませんが、知識労働がメインの人にとっては「会社」以外にもたくさんの選択肢があります。
特に、情報インフラが整備され、バーチャルオフィスや電話秘書代行などのサービスが安価で提供されており、さらにSNSが普及した現在では起業のハードルは益々下がっています。
私の考える「起業」とは
私が考えている起業は「一発逆転」とか「ビッグチャレンジ」ということではなく、「会社に所属しなくても働けるスタイル」に過ぎません。
今はまだ先取りしている感じがありますが、将来的には多くの人が「会社」に行く代わりに「起業する」選択肢を自然に選び、周りもそれを特別視しないという時代がやってくると思います。
もちろん、会社にいるか起業するかに関係なく、自分の専門的な強みと人的なネットワークを持っている必要があります。よく見ると会社の中にそのような人材はたくさんいます。多くの人は単に家のローンを抱えていたり、子どもが小さかったり、奥さんの理解を得られなかったりで起業出来ていないだけのような気がします。
しかしこういう人は起業しても普通に「ちゃんと食って行ける」と思います。そして起業すると圧倒的に仕事や生活の「オーナーシップ」と「自由」が手に入ります。これは金銭よりも重要だと思います。
「年収」と「幸せ」がリンクするのはある程度までです。年収が高くなるほどに、「年収」と「幸せ」の相関関係はなくなります。私は「不幸なお金持ち」には決してなりたくありません。
私の考える起業とは、自分を一か八かのリスクにさらすことなく、ライフワークでちゃんとお金を稼いで、世の中のためになることです。例えそれが大勢の目にとまることはなくても自由にかつ幸せに生きられればそれで良いと思っています。
「ITで起業」というと、どうもみんなの「当たるか当たらないか分からないものにかける」というイメージが強いのですが、そんなことはありません。
絶対にやってはいけない 「起業」とは
典型的なストーリーは「斬新なアイデアをベースに誰よりも早くサービスをリリースして初期のユーザーを獲得し、VCから資金を調達して人を雇い、さらにサービスを大きくしてからマネタイズを考えて、うまく行ったらIPO。」的なものでしょう。
おそらくほとんどうまく行かないでしょう。中にはうまく行くものあるでしょうが、リスクが高すぎて私にはとても出来ません!「ソーシャルなんちゃら」系のサービスはほとんどこんな感じだと思います。
こういう種類の「起業」はいつの時代にも存在するし、その中から次世代を背負って立つ産業が生まれてくる可能性があるので否定はしませんが、普通の人が会社とは別のワークスタイルとして選択すべきやり方ではないでしょう。
ただし若いうちはガンガンやってもらって構わないと思います:)あくまでも私のようにベテランの会社員がやるべきではないということです。40代以上には穏やかな起業をオススメします。
定番メニューを作る
私が理想と考えているのは、
「まずは自分のライフワーク周辺で確実に商売になることをやる。よく見ればそのような仕事の中にもたくさんのイノベーションが潜んでいる。ベースとなる売上を確実な商売で築き、何もしなくても会社が回るようになったら、あくまでも余剰資金で新しいサービスを作る。この場合、失敗しても痛くないし、途中でVCに口を出されることもない。単に自分たちのお金と時間で失敗しただけ。数を打っていると、そのうちそこそこヒットするサービスが出てくるので、それを元にもう一つ別の売上を作る。こっちは別会社にしても良いかも。」
てな感じです。
つまりまずは確実に稼ぐ「定番メニュー」を作りたいのです。その定番メニューとは時代に左右されない価値を持つものです。流行とは無縁のサービスで、しっかりとしたビジネスの基盤を築く。これが重要だと考えています。
また会社がうまく回りだしてもむやみに規模を大きくしないことも大事だと思っています。会社が大きくなればどうなるか痛いほど分かっているので、そういった「会社」という前世紀の仕組みを 踏襲するつもりはありません。「オーナーシップ」と「自由」の引き換えに「規模」や「成長」を手に入れようとは思いません。
あくまでも自分にとっての幸せとはどんな状態なのかを思い浮かべながら、「会社」という仕組みに妥協することなく新たなワークスタイルを築いて行く人が一人でも多く出ることを願っています。そのために、知恵を貸すことが出来ればよいなと思います。
投稿情報: 井上 俊一 (Toshikazu Inoue) | 2012/01/30 23:25 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
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昨日、2011/12/19からユニバーサルナレッジはLASO(ラソ)に商品検索エンジンの提供を始めました。
LASOは「日本にいながら海外ブランドの商品を購入できるサイト」です。海外にいるバイヤーさんから日本のお客様が直接商品を購入出来る仕組みを築いています。日本で売っていないような海外ブランド商品を安心して購入するのにとても良いサイトだと思います。
今回導入頂いたのは「P1エントリー」という商品検索のサービスになります。ユニナレでは安価で容易に高性能な商品検索エンジンを提供しています。これまでハイエンド向けの「P1プロ」というサービスしかありませんでしたが、「P1エントリー」によってより手軽に商品検索エンジンを導入することが出来るようになりました。
皆さんもLASO(ラソ)でお買い物を楽しんで下さい!!
商品検索エンジンに関するお問い合わせはホームページまでお願いします。
# ユニナレの記事
投稿情報: 井上 俊一 (Toshikazu Inoue) | 2011/12/20 20:12 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
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昨日、ユニナレ始まって以来の「歓迎会」をやりました!12月1日からユニナレに新しく仲間が加わります。勝又さんです。ヤフーでずっと一緒に仕事をしていたので、お互いに実力も知っているし、コミュニケーションもとてもスムースです。
ユニナレの強みは、ユーザーログを検索結果に活用して改善することですが、勝又さんはヤフーで検索のログ周りをずっとやっていました。これでパワー倍増です。ほんとに。エンジニアいきなり2倍ですから:)
ちなみに、彼は転職が決まると京都にいるこれまたヤフーOBのY澤さんに「歩いて」会いに行った強者でもあります。普通歩きませんよね京都まで。12日(?)かかったそうです。すげー。
ちなみに、今のところさらに人を増やす予定はありません。3ヶ月後には分かりませんが:)「信頼出来る仲間と働く」のがポリシーなため、一般の方の採用をするつもりはありません。「コネクションオンリー」で仲間を探します。もし一緒に働きたい方はまずは「コネ作り」からお願いします!
投稿情報: 井上 俊一 (Toshikazu Inoue) | 2011/11/30 14:03 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
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ユニナレではEC検索を提供していますが、良い検索エンジンを作る秘訣はデータを徹底的に利用することです。ECの場合、特に重要なのが「購買情報」です。お客様がどの商品を買ったかという情報は、人間の一番強い意図が現れているデータです。
ユニナレが想定しているお客様は、既存の検索エンジンでは満足できないお客様です。通常のお客様は検索エンジンと言えばいわゆる全文検索エンジンだと思っています。例えば次のようなものです。
これらの検索エンジンは、商品データベースをフィードするとインデクスを作ってくれます。だいたいのお客様はこれで良い検索エンジンが出来たと誤解します。
ユニナレは「検索エンジン自体は何でも良い」と考えています。検索エンジン自体は言葉を入れると商品を出してくれる入れ物に過ぎません。入れ物としての検索エンジンに大差はなく、どこのものを選んでも使い勝手以外に大きな性能の違いはありません。一番重要なのは、出て来た商品をどうやって並べるかというところです。
ですのでユニナレでコンサルを受ける場合には、出来るだけ既にお使いの検索エンジンをそのまま利用するようにします。新しいエンジンに移行するのはとても負荷が高いためです。SolrならSolr、FastならFastをそのまま使います。そこにユニナレ独自のランキング・アルゴリズムを実装して行く訳です。
ユニナレの強みはあくまでも「検索結果を良くするアルゴリズム」なのです。ここに購買情報などを最大限利用します。一旦実装すると検索結果は時々刻々変わります。お客様の購買情報を利用しているからです。フィードバックを利用しない検索エンジンでは検索結果は商品を追加/削除した時以外変わりません。
もし、「ランキングアルゴリズムだけを実装するのが面倒だ」「新しいものに移行した方が早い」というお客様がいらっしゃれば、ユニナレで検索エンジンそのもの(製品名「P1」)もご提供します。こちらはASP型の検索エンジンですので、お客様はフロントエンドを用意するほかには一切実装が発生しません。
まとめると、
という二段階になります。
グーグルコマースサーチやFastなどでは満足出来ないハイエンドなECサイトの方たちに、EC検索に特化したユニナレの検索エンジンをおすすめします。
投稿情報: 井上 俊一 (Toshikazu Inoue) | 2011/11/22 16:56 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
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